manuscriptis of marco polo's travels1,orient of marco polo2

manuscriptis of marco polo's travels1,orient of marco polo2

ID:39777217

大?。?.56 MB

頁數(shù):22頁

時間:2019-07-11

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1、國際研究論叢 23(3):131~151,2010研究ノートマルコ?ポーロ寫本(1)-1―マルコ?ポーロの東方(2)―*高 田 英 樹ManuscriptsofMarcoPolo’sTravels(1)-1―TheOrientofMarcoPolo(2)―*HidekiTakataキーワードマルコ?ポーロ、寫本、歴代カアン0 はじめに 十九世紀(jì)末その大著によってマルコ?ポーロ研究の礎(chǔ)を築いたユールは、かの旅行記を1「偉大なる謎の書」と呼んだ。それは、存在したかすら確かでないその著者、本當(dāng)かどうかも分からないその旅、誰によって書かれたのか

2、も明らかでないその書、一つとして同じものはないといわれるほどにそれぞれに異なる稿本と、マルコ?ポーロにまつわる全てを指していた。 そして數(shù)百年を経た二十一世紀(jì)始めの今日、基本的にはなお「謎」のまま殘っていると言ってよい。その間、ポーロの旅と書と當(dāng)時の世界の研究は格段に進(jìn)み、そこに記されてあることの事実であることはより多くまた詳しく証明され、かの書に対する信頼と評価はさらに高まっているが、その旅そのもの、すなわちマルコ?ポーロなる人物が長く東方に旅したこと、そして中國にあってフビライ?カアンに仕えたことなどを確固たる事実として証言する記録

3、は、今なおヨーロッパにもアジアにも見つかっていない。そのことは、そこに書かれてある事ははたして本當(dāng)にポーロの手になるものかとの根本的な疑いと結(jié)びつかずにはおかない。その疑いをさらに増幅させるのが、寫本によりテクストにより大きくまた小さく異なるその內(nèi)容と表現(xiàn)であり、とりわけ二つの系統(tǒng)のテクストの間の、誰の目にも明らかな大きな隔たりであった?!∈攀兰o(jì)始めマースドゥンやフランス地理學(xué)協(xié)會に始まり、バルデッリ-ボーニ、ポーチェそしてユールらに繋がる近代の研究は、各種の寫本を校訂?刊行し、それらの中にマルコのオリジナルテクストを探求することによ

4、ってこの問題に答えようとしてきた。しかしそれらが、単獨(dú)寫本の刊行かせいぜい數(shù)種類の稿本の対校、あるいは既存テクストとの対照にとどまっていたのに対して、ヨーロッパ各地に現(xiàn)存するほぼ全ての寫本を調(diào)査し、*たかた ひでき:大阪國際大學(xué)人間科學(xué)部教授〈2009.12.21受理〉131國際研究論叢詳細(xì)厳密に対校?対照することによってそれら全ての系譜関係を確立し、テクストの成立過程に新たな説を打ち立てたのが、自ら校訂したパリ國立図書館寫本Ms.fr.1116に、その膨大にして緻密な研究「寫本の伝統(tǒng)」を序に付して1928年に出版したフィレンツェの中世

5、2ロマンス語學(xué)者ルィージ?フォスコロ?ベネデットであった?!·饯欷蓼扦?、今あるごとく種々に異なる版が存在するようになったのは、1298年ジェノヴァの牢で編まれたオリジナルに解放後のヴェネツィアでマルコ自身によって、あるいは後世に寫字生や編者が新たな記事を書き加え、それが次々と新たな転寫本の中に取り込まれたためと考えられていたのに対し、詳細(xì)は後述するがベネデットは、現(xiàn)存する各種寫本に様々に殘っているほぼ全ての記事がジェノヴァのオリジナルに最初から含まれていたのだが、それが次々と転記される過程で省略されたり短縮されたりして徐々に抜け落ち、そ

6、れによって今あるごとく種々に異なる版が存在するようになった、との正反対の結(jié)論に達(dá)した?!·长谓Y(jié)論そのものは、ベネデットの検証がもっぱら言葉の側(cè)からの文獻(xiàn)學(xué)的な考証であって內(nèi)容の側(cè)からの歴史的な実証を欠いていること、史実に反する記事の存在すること、彼の言う省略や短縮の原因と理由が十分に根拠付けられないことなどから、必ずしも全てそのままには受け入れられていないが、その研究自體、すなわち各種寫本やテクストの対校と分析、その分類と位置付け、そして全體の系譜関係は精緻を極めた説得力あるものであり、その後の全てのマルコ?ポーロテクスト研究の基礎(chǔ)をな

7、すものであった。以下ここ3では、主に上記ベネデットの研究に拠りつつ他にユール、ムール等と合わせて諸寫本と4テクストの全體を概観する。1 寫本とテクスト 今に伝わる2百余の寫本とそれらに基づく刊行テクストは、その形式と內(nèi)容、すなわち用いられている言語と含まれている記事とによって、基本的に以下の七つの家族もしくはグループに大別される(括弧內(nèi)は一般に用いられている略號)。1)フランス語地理學(xué)協(xié)會版(F)2)フランス語グレゴワール版(FG)3)トスカナ語版(TA)4)ヴェネト語版(VA)5)ピピーノのラテン語版(P)6)ラテン語ゼラダ版(Z)7

8、)ラムージォのイタリア語版(R)である。內(nèi)容の點(diǎn)では二つの大グループに分かれ、(1)から(5)すなわちF?FG?TA?VA?PからなるグループAもしくはF系と、(6)と(7)すなわちZとRからなるグループB

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